使徒言行録

使徒言行録講解説教要旨-11

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使徒言行録 4:32-5:11

「人間を欺いたのではなく」

初期の教会は、皆がすべての物を共有していた。しかし、それは当然のようにできることではない。バルナバが土地を売ってその代金を捧げたことは特筆すべきことであった。

アナニアとサフィラという夫婦は、土地を売り、その代金の一部を持って来て、「これが全てです」と偽って使徒の足もとに置いた。ペトロは「あなたは人間ではなく神を欺いたのだ」と告げた。結局二人は死んでしまった。

使徒言行録を記したルカは、ルカによる福音書においても、お金に関する記事を多く書いている。それらは他の福音書には見られない。財産はときに神からの祝福のしるしである。しかし、ルカは、それが誘惑の原因ともなりうることをよく知っているのである。

アナニアとサフィラは誘惑に負けている。それは単に金銭による誘惑ではない。単にお金を残しておきたいだけならば、彼らは代金の一部を一部として捧げればそれでよかったのである。しかし、彼らはそれを全部だと偽る。つまり、彼らは、バルナバのように全てを捧げた立派な信仰者だと思われたかったのである。彼らが負けたのは名誉欲である。

問題は、立派だと思われることによって自分の地位、存在を揺るがないものとしようとしたことである。そのとき、彼らは、神によって自分が生かされていることを忘れている。お金や地位という偶像にすがりたくなることがある。しかし、私たちを存在せしめてくださるお方は神おひとりである。

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